どうして髪を抜かないほうが良いのか

髪を抜かないほうがいいことは百も承知です。
それでも抜いてしまうから困ってる。
私は髪を抜く行為が悪いことだとは思っていません。
それだけ踏ん張ってるんだとわかるから。
ただ、抜かないに越したことはないないのも気がついているはず。
(無意識で髪を抜いているときは一旦置いておくとします。)
この記事は当人だからこそわかる抜毛が原因で困ったことを、まとめました。
よりリアルにイメージすることで、少しでも抜毛の抑止力になると嬉しいです。
学生時代
髪型のセットができない
周りの人は三つ編みやポニーテール、少しカールのかかったかわいい髪型をしていてうらやましく思ったのを鮮明に覚えています。
それだけでなく、室内でも常に帽子をかぶっていたため、怪しまれることも多かったです。
中には無理やり外そうとしたり、いじってくる人もいて、とても悲しい思いをしたこともありました。
自分に自信が持てなくなる
思春期が重なったこともあり、髪にコンプレックスがあった私はどんどん引っ込み思案になりました。
ただでさえ思春期は容姿やまわりからの見られ方が気になるお年頃。
「見た目だけがすべてではない」と知るのはもっと先の話の事ですもんね。
人と話すことや行動がどんどん消極的になっていった
もともとはクラスの中での発言が多かったり、全校生徒を代表して集会で発表したりと、どちらかというと積極的に行動をすることが多かったタイプです。
そうすることで、自分のことを認めてもらえている感覚が嬉しかったのかもしれません。
髪を抜くようになってから、自信が持てなくなって発言どころか学校に行くこともままならなくなりました。
もちろん青春なんて二の次三の次です。
プールの授業に出席できなかった
泳ぐことが好きだったので、純粋に泳ぎたかったですね。
大人になってからはなかなか泳ぐ機会がないので、「あの頃に戻りたいなあ」とふと思うことがたまにあります。
青春時代の写真の思い出が少ない
理由は、ただただ写真に写りたくなかった。
学校での写真だけでなく、プライベートの写真も撮るのが嫌になっていきました。
私は忘れっぽい性格のなので、写真を見ることで当時の情景や気持ちを思い出すことが多いです。
当時は余裕がなかったのですが、最近になって「もう少し写真があると嬉しかったな」と思うことがしばしばあります。
約20年を経て
皮膚が固くなり、手に「うおのめ」ができた
同じ指で抜くことが多いと思います。
そうすることで皮膚が固くなってしまうんですね・
そうなると硬くなって皮膚が神経を刺激するため、常に痛みが伴います。
私の場合は右手の中指にできました。
抜かなくなったら自然と小さくなり、痛みはなくなりました。
ただ、皮膚は硬くなったままです。
顎が発達して大きくなる
きっと、「どうして顎に関係するの?」と思った人もいるのではないでしょうか。
もちろん理由があります。
これは最近たどり着いたのですが、抜毛症の特徴の一つとして、髪の毛根についている「内毛根鞘」を食べることがあります。
内毛根鞘を食べる時に顎を使う→顎が発達する→顎が大きくなる
これは盲点でした。
髪の毛が生えてこない毛穴がある
髪の毛にはヘアサイクルと言われるものがあります。
常に細胞分裂を繰り返して髪の毛をつくっているので、「髪の毛が毛穴に1本もない」という状態は頭皮が健康であれば考えられません。
新しい髪の毛が、もともとある髪の毛を押し出すように生え変わります。
まだ成長途中の髪の毛を抜くことで、起きていた毛穴が急に休みに入ります。
そうなると、毛穴は今は休みの期間なんだと錯覚をおこして髪をつくる機能をストップさせてしまう
そうなると新しい髪の毛は生えずらくなりますし、毛穴がどんどん小さくなって最終的には皮膚化してしまうことも考えられます。
髪を抜くことが習慣化してしまう
ストレスが強くかかっているなというときはもうしょうがないと割り切っている自分もいるのですが、、
(割り切っちゃうんかーい)
怖いなと思うのが、髪を抜くことが当たり前になっている状況です。
特に何も考えていない時にや勉強しているとき。右手が空いていれば触ってしまう。
習慣化すると、その習慣を断ち切るのにはものすごいエネルギーと覚悟が必要になります。
今この文を読んでいる間もついつい髪を触っていませんか?
そういう時は、一度深呼吸をして思いっきり背伸びをしてみましょう!
まとめ
冒頭にも書きましたが、私は髪を抜くことが悪いことだとは思っていません。
(行為を肯定しているわけではないですよ。)
ただ、当事者として振り返ってみると今になったからこそ悔やまれる事が多いのも事実ですし、
その反面、なんだかんだ人生楽しく生きられているのも事実です。
私は1本も抜かなくなるまでの道のりが遠すぎて挫折してばかりですけど、改善への道筋を一緒に見つけていきましょう。